安全な日本製のカラコン

カラコンは海外製のものが多いのでその安全性を不安に思っている人もいるはずです。
もう知っている人もいると思いますがフォーリンアイズというメーカーから日本製のカラコンが発売されています。
フォーリンアイズは日本製のカラコンを販売する前からカラコンの安全性には力を入れていたメーカーで、3年前の2014年に待望の日本製カラコンが発売されました。
今はそのフォーリンアイズの日本製カラコンの種類もとても増えていて、カラー展開はもちろん、大きめサイズのカラコンや小さめサイズのカラコンなどもありとても充実しています。
ただ、唯一残念なのが「ワンデーカラコンは海外製」というところです。

日本製のワンデーカラコンを探していた人もいたかもしれませんが、日本製のワンデーカラコンというのは今はどこのメーカーからも出ていません。
それとフォーリンアイズの日本製カラコンは値段が結構高いので、そこが気になる人もいるかもしれません。
そういった人はフォーリンアイズの妹分メーカーであるトラスティトラスティの日本製カラコンの購入を検討してみるといいかもしれません。
トラスティトラスティはフォーリンアイズに比べるとカラコンの種類がとても少ないのですが、その代わりにフォーリンアイズよりも値段が安いです。

トラスティトラスティのカラコンの使用期限は1か月タイプのみです。

既に書いた通りワンデーの日本製カラコンは無いので、どうしてもワンデーがいい人は海外製カラコンを買うことになります。
リアルショップで買う場合には特に注意点はありませんが、通販で買う場合には厚生労働省から高度管理医療機器として承認されたカラコンかどうかを確認してから購入するようにしてください。
通販では国内未承認のカラコンも出回っているからです。

参考サイト:カラコン日本製 人気

サンプル投稿

 一九三二年窪川さんが獄中生活にうつるまで稲子さん一家は下十條にいて、私はよくそこを訪ね、次第に作家同盟の仕事や、『働く婦人』という雑誌の編輯の仕事やらで、会わずにいられないようになった。
 その時分でも、私は十分稲子さんがわかっていなかった。窪川鶴次郎の妻というような面が家庭内の日常生活のうちでは自然押し出されていたし、又無口な性質で、何かにつけても結論だけ感想風な表現で云うという工合であったから、稲子さんが文学についても生活についても大変鋭いそして健全な洞察力をもっていることははっきり感じていたが、勁い力、一旦こうときめたら動かぬというところの価値などは、階級的な鍛錬の浅い当時の私に分らなかったのである。
 一九三二年の春から一九三三年の冬まで窪川鶴次郎が他の多くの仲間とともに奪われ、その間プロレタリア文化運動全般に益々困難が加わり、「ナルプ」は遂に一九三四年二月解散するに到った。経験に富んだ活動家を失ってからの仕事は内外とも実にむずかしく、稲子さんも私も全力をつくして階級的に正常なものであると考えられる方向に向って行動するために努力したのであったが、客観的な結果としてはそれが十分の一も具体化されない状態であった。

 銀座の通りを歩いていたらば、一つの飾窓の前に人だかりがしている。近よって見るとそこには法廷に立っているお定の写真が掲げられているのであった。
 数日前には、前陸軍工廠長官夫人の虚栄心が、良人の涜職問題をひきおこす動機となっているという発表によって、そのひとの化粧した写真が新聞に出た。
 それより前には、志賀暁子の嬰児遺棄致死罪についての公判記事が写真入りでのっており、又、解雇されたことを悲しんで省電に飛び込み自殺をしかけて片脚を失った少女の写真があった。新潟から身売娘が三十人一団となって上京した写真も目にのこっている。
 これらの写真にのぼされている女の生活の姿は、昨今歳暮気分に漲って、クリスマスのおくりものや、初春の晴着の並べられている街頭の装飾と、何という際立った対照をなしている事であろう。

 そのうち月は益々冴え、庭のオレゴン杉の柔かな茂みの蔭に、白い山羊が現れた。燦く白い一匹の山羊だ。
 山羊は段々大きい山羊になった。見ると、白い山羊と向い合って、黒い耳長驢馬が一匹立って居る。白山羊と黒驢馬とは月の光に生れて偶然オレゴン杉のかげで出会った。山羊は首をあげて、縁側に居る令子に後を向け、何か頻りに黒驢馬に向って云って居る。驢馬は一方の耳をぴんと反らせ頭を下げ、おとなしく山羊の云うことを聴いて居る。黒驢馬は、然し凝っと聴くだけだ。
 白山羊も暫くで黙り、一寸首を曲げた。向い合わせに立ったまま白山羊と黒驢馬とは、月明りの屋根の上で浮れて居る書生達の唄を聞いて居る風であった。
 唄が終った。四辺は非常に静かで虫の音がした。少し風も吹いた。
 白山羊は、身震いするように体を動かし、後脚の蹄でトンと月光のこぼれて居る地面を蹴った。黒驢馬は令子の方へ向きかわって、順々に足を折り坐った。
 気がつくと、其処とは反対の赤松の裏にも白山羊が出て居る。夜は十二時を過ぎた。
 令子は、そっと、動物たちを驚ろかさないように雨戸を鎖した。